プロテニス選手がお勧めするフライト必需品5選!

こんにちは!プロテニスプレイヤーの秋山みなみです。現在、“身近なプロテニスプレイヤー”をモットーに活動しています。

テニス選手は遠征が多く、年間の半分以上を海外で過ごしています。そのため飛行機に乗っている時間がかなり長いのです。今回は、そんな私がお勧めする「フライトで便利なグッズ5選」を紹介します!

 

ハサミはどこ?人生初フライトで乗り遅れ危機

皆さんは普段飛行機に乗るとき、機内持ち込み荷物(手荷物)にどんなものを持っていきますか?
手荷物にハサミやスプレー缶、100ml以上の液体などを入れてしまい、没収された経験がある方も少なくないのではないでしょうか?

私が初めて飛行機に乗ったのは小学4年生のとき。1か月間のフランス遠征でした。フライト時間は16時間。全く想像がつかず、ただなされるがままだった記憶があります。機内に何を持ち込めるのか全くわかっておらず、手荷物にテーピングを切るハサミを入れてしまい手荷物検査に引っ掛かりました。

そのハサミは没収され、ようやく出発できると思いきや、まだハサミがあるという理由で引っかかる。でもそのハサミは見つからない・・・。刻一刻とせまる搭乗時間。気がつけば手荷物検査で30分以上時間が経っていました。

この「もう1つのハサミ」は意外なところから見つかりました。
学校を1か月も休むことが初めてだった私。クラスメイトからもらった応援の手紙を、機内で読もうと手荷物に入れていました。当時、手紙の中にいろんな付録やプレゼントを入れるのが流行っていて、なんとその一通の手紙の中に何も切れないような小さなハサミが入っていたのです!

友達からもらった嬉しい手紙でしたが、自分の不注意であわや飛行機に乗り遅れるところだったと半泣きになったことを今でも鮮明に覚えています。

写真:本人提供

 

テニスラケットは機内持ち込みが基本

ラケットを預け入れ荷物にしてしまい、受け取る際に折れていたというケースも。なのでできる限り手荷物として機内に持ち込みます。

まれに航空会社から却下される場合もあります。通常チェックインカウンターで交渉してOKをもらうのですが、検査場や搭乗口でNGを出された場合は、またチェックインカウンターまで戻って預けることになったり、双方の話が違ってただ私が空港を往復させられるなんてこともありました。

これは少し変わった体験ですが、エジプトの首都にあるカイロ空港で、チェックインの際に検査員が手荷物から財布を取り出しました。その中に入っている日本円を取り出し、なぜかじーっとみられるということがありました。一人で遠征中だったので怖すぎて即座に奪い返しましたが・・・。
今でもその人が何をしたかったのかは謎です。

写真:本人提供

 

長時間フライトに役立つ便利グッズ5選

少し長い余談になってしまいましたが、このような経験を経てきた私が長時間の機内やトランジットでも役立つ便利グッズを紹介します。

 

①変換用プラグ&ポータブル充電器

まず1つ目は「変換用プラグ、ポータブル充電器」です。

今や携帯はほとんどの人がなくてはならないものです。なので、プラグやポータブル充電器を持ち運んでいる方は多いと思います。最悪充電が切れてしまってもどうにかなりますが、あったことに越したことはありません。

長時間のフライトとなるとほとんどの席にUSBコードをさす場所があります。まれに、プラグをさすところが日本のプラグタイプ(Aタイプ)ではないものや、壊れて充電できない飛行機もあるので、いくつかのプラグを持っておくといいと思います。私は、常に持参しています。

さまざまなタイプが1つになっているプラグが荷物にもならなくおすすめで、これを持っているとトランジットの際もどこでも充電可能でとても便利です。

<写真:海外変換プラグ

 

②ネックピロー

飛行機といえば、ネックピロー。

便利ですが、私は形が決まっているのは硬い感じがして好きではありませんでした。ですがある選手からおすすめされたことがきっかけで、現在は無印良品のネックピローを愛用しています。

従来のものより持ち運びやすく、首につけたり、長時間座っていると腰も痛くなるので背中あたりに置いたり、膝枕として使ったり・・・形が自由になって使用しやすいのでとても気に入っています。

今はフード付きのネックピローもあるみたいなので、どんな時でも寝やすくなるし便利ですね。

<写真:愛用している無印良品のネックピロー

 

③フェイスローラー

長時間飛行機に乗っていると、いわゆるエコノミークラス症候群になりやすい状態になります。そうならないためにも私はファイテンのチタンローラーを使用して、太ももやふくらはぎ、首や腰の筋膜リリースをして体をほぐしています。

なぜフェイスローラーなのかというと、大きいものだと荷物になってしまうし、席も狭いためできるだけスマートなものの方が使用しやすいからです。また、フェイスローラーでもボディーをほぐすのには十分問題なく、時間がたっぷりあるので、暇なときは映画みながら顔をたくさんコロコロして小顔を目指せるので一石二鳥かもしれません(笑)
ファイテンのチタンローラー

真ん中がフェイスローラー(写真:本人提供)

 

④手と口の衛生グッズ

ウエットティッシュやティッシュ、マウスウォッシュまたは歯ブラシなどです。

常に持ってるよ!なんて人もいるかもしれませんが、ウエットティッシュやティッシュは海外では特に役立ちます。
このご時世ふと手や身の回りを拭きたい時はもちろん、ちょっとこれは汚くて直接触りたくないな〜なんて時にも役立ちます。(実際に私は結構あります。)

海外の空港や観光地でもトイレにティッシュがないなんてことがザラにあるので、そんな時にも持参していれば困りません。ポケットティッシュは何個持っていても無駄なことはないと思っています(笑)。

機内食を食べた後やトランジットの時に、長時間歯を磨けていないと口の中が気持ち悪くなるので、マウスウォッシュや歯ブラシがあるとエチケットケアもできるので気になる方にもおすすめです!

マウスウォッシュ(写真:本人提供)

 

⑤マスク

今や必要不可欠となったマスク。機内の中はとても乾燥しています。化粧品等を持参する方もいらっしゃると思いますが、私は潤いがある保湿力の高い美肌マスクなどをして、乾燥を防いでいます。

乾燥のせいで喉が痛くなることも多いので、このマスクをすることでそれもなくなりとてもおすすめです。

しっとり美肌マスク

 

5つの機内やトランジットで役立つ便利グッズを紹介しましたが、そのほかにもリラックスするためにスリッパやホットアイマスク、レッグウォーマーなどを持参する選手もいます。どれも普段使用していたり、簡単に準備できるものばかりです。

せっかくの長時間のフライトやトランジット。ちょっとした工夫や準備で有意義に、そして快適に過ごせるはず。このコラムが少しでもそのヒントになれば嬉しいです。

RELATED

PICK UP

NEW