西岡詩穂×船田麻友×吉良知夏「セルフケアがパフォーマンス向上の鍵」アスリート専用マッサージクリームを開発!

アスリートのためのビジネススクール「Athletes Business United(ABU)」。ABUでは現役選手や引退した選手、学生など様々なアスリートがビジネスの基本と一般社会のルールを学び、就職や起業、指導者などネクストキャリアの準備をしています。

その中の女性アスリート受講生たちが、女性アスリートのニーズに応えたリカバリークリームを発売します。プロジェクトに携わっている3選手に、その商品に向けた思いや経緯を伺いました。


<対談アスリート>

西岡詩穂(にしおか・しほ)さん
元フェンシング日本代表

写真:本人提供

船田麻友(ふなだ・まゆ)さん
現役女子プロサッカー選手 WEリーグ・ちふれASエルフェン埼玉所属

吉良知夏(きら・ちなつ)さん
現役女子プロサッカー選手スペインリーグ2部 SE AEM所属

写真:本人提供

泊志穂 B&編集部 元サッカー日本代表
竹村幸 B&編集部 元競泳日本代表

(聞き手:市川紀珠、文:竹村幸)

どの競技のアスリートも、セルフケアは必要

ー今回、マッサージクリームを作ることになった経緯を教えてください。

船田さん

日焼け止めなど、アスリートが必要とするさまざまなコスメを検討しました。その中で、どのアスリートも疲労回復には力を入れているという話になったんです。パフォーマンスを保つ上で、セルフケアは欠かせません。そこから、リカバリー用のマッサージクリームを作っていくことになりました。

ー皆さんは日頃、リカバリーのためにどのようなケアを行なっていますか?

西岡さん

筋肉をほぐすためにマッサージをして、あとは栄養バランスを気にかけていました。また、20代後半以降になると疲労が抜けにくくなったので、睡眠の質を高めたり、サプリメントを摂取したりしていました。

竹村
すごくわかります!20代後半になると、一気に変わりますよね。

西岡さん

20代前半は、寝たら回復していました(笑)。

吉良さん

筋肉が張りやすく、お風呂上がりにカッピングやオイルでセルフマッサージを行なっています。またトレーナーに聞いたりしてセルフケアの正しい知識を身につけ、怪我をしにくい身体を作るようにしています。
※カッピング:背中などにカップに乗せて吸引し、カップの内部を一時的に真空状態にする。カップを外すと止まっていた血液が一気に流れ、血行改善・血行促進の効果が得られる治療方法。


ー疲労回復は、怪我予防にも繋がりますよね。どういった部分を怪我することが多いですか?

西岡さん

足首、膝、股関節が多いですね。フェンシングでは身体の片側に偏った負荷がかかるので、バランスが悪くなってしまいます。故障の原因にもなるので、練習前にトレーナーに整えてもらったり、左右で負荷を調整しながら筋力トレーニングを取り入れたりしていました。

船田さん
サッカーは、膝の怪我が多いですね。足首の捻挫も頻繁に起こります。見えない角度から接触があると、反応が遅れて膝に負担がかかるんです。


以前オーストリアでプレーしていた時、トレーナーに痛みを的確に伝えられなくて困りました。怪我がなかなか完治せず、セルフケアで対応していました。
竹村
水泳は、肩や膝を使い続けるので関節や腰に痛みを感じる選手が多いです。選手の数に対してトレーナーが少ないので、セルフケアで故障しないように予防していました。どの競技でも、ある程度自分でケアをする必要がありますよね。

女子アスリートに寄り添ったコスメ開発を

ーマッサージクリームを作るにあたって、こだわったポイントを教えてください。

西岡さん

女性に使っていただきやすいよう、香りにこだわりました。女子アスリートを対象にとったアンケートを参考に話し合い、さっぱりした柑橘系の香りが好まれるのではないかと。試合前や寝る前の時間に、良い香りでリラックスしていただきたいと思っています。

船田さん
アスリートは遠征や合宿で移動が多いので、持ち運びしやすく密閉性が高いパッケージを選びました。遠征先でスーツケースを開けたら、バスケア用品が飛び出していることがよくあるんです。パッキング時に潰れて中身が出ないようスクリュータイプのボトルにして、持ち運びでの安全面も考慮しています。

ー今後作ってみたい商品や今後の活動の展望はありますか?

船田さん
アスリートをサポートできる商品を届けていきたいと思っています。パフォーマンスアップやリカバリーなど、アスリートならではの視点を持って開発に取り組めればと思っています。

西岡さん

私は擦っても落ちないメイク用品を開発したいです。かつて優勝時に撮影していただいた写真が、(メイクが落ちてしまっていて)のっぺらぼうみたいで(笑)。フェンシングはマスクが顔に密着するので、すぐにメイクが取れてしまいます。きれいでありたいという女子アスリートの気持ちに、寄り添えるような商品を届けたいです。

吉良さん

年齢を重ねるごとに、セルフケアはパフォーマンスを保つ上で重要だと感じています。女子アスリートに限らず、いろんな方に使っていただきたいと思っています。

ー最後に、今回のプロジェクトへの思いをお聞かせください。

船田さん
アスリートが新たなビジネスへ挑戦することは簡単ではありません。でもアスリートだからこそできるビジネスの可能性があることを、今回の取り組みを通じて知ってもらえると嬉しいです。

私自身不安もありますが、ABUで出会った仲間とともに挑戦できることを心強く思っています。引き続き女子アスリートの輪を広げながら、頑張っていきたいです!

 

販売期間:2023年2月1日(水)11:00〜2023年3月15日(水)20:00予定

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