元競泳日本代表・竹村幸が考える、自分で自分の機嫌をとる方法

写真:本人提供

こんにちは!元競泳日本代表の竹村幸です。

嫌なことがあった日。疲れている日。試合前や生理前。

毎日生きていると、辛く感じることが多いと思います。ごきげんな毎日ばかりではいられません。私も現役の時から自分自身にとても振り回されて生きてきました。

技術はもちろん、メンタル面も、日々向き合うべき課題がありました。生理問題もあり、毎月身体の状態が異なりました。

でも、競技を通して自分と向き合う時間を作れたことで、自分で自分の機嫌を取る方法を知りました。自分自身を知ることで、理解して付き合っていく。自分に振り回されない方法を見つけました。

「メンタルが強い」「弱い」といった表現は、私はあまり選びません。それより、どう自分を理解できるかが大事だと感じています。

 

もう1人の自分を心の中に

自分を理解する上で大事なことは、客観視する自分を作ることです。

『こう感じた』『これが嫌だった』

言語化することで、感情がはっきりするんです。自分の感情を理解し、傾向を理解できます。傾向が理解できると、同じことがあった時に対処しやすくなります。また、否定的な妄想や考えが出てきたら離れることも可能です。妄想をして、落ち込むこともなくなります。

こうして第三者を自分の中で作って客観的に感情を振り返り、自分に寄り添ってあげてください。

 

自分の機嫌をとる

気分が落ち込んでいる時は、自分が喜ぶことをして機嫌をとってあげています。そのためには、自分が何をしたら喜ぶのか知っておく必要があります。

私は映画が好きなので、落ち込んだ時に見る映画を決めています。カフェもサウナも好きなので、お休みの日にはお気に入りの場所へ。状況次第で選べるよう、数個の選択肢を用意しておくといいと思います。
これで私は少しごきげんになれます!

皆さんも用意しておくと、不安になった時の安心材料になりえますし、落ち込んだ時の楽しみになるかもしれません。「何にときめきを感じるのか」と考えると見つけやすいと思います。あと、ときめきを探す時はご機嫌になれるのでオススメです。

 

ひらきなおる

「気持ちを切り替えることが大事」と理解していても、難しいと感じませんか?

私も気持ちを切り替えるのは苦手ですが、発想の転換は得意です。そして私の発想の転換方法は、クスッと笑うこと。

うまく出来ない自分を許してあげないと、クスっと笑うことは難しい。でも「完璧に毎日送れることの方が少ない」とひらきなおれると、うまくいかない時もクスっと笑えたりします。そうすると心に余裕が生まれるように感じています。

 

自分に優しい選択を

私は、自分のために自分に“優しい”選択をするよう心がけています。他人と比較したり、できないことに目を向けたりしてしまうこともあると思います。でも私はそうすると、苦しく感じてしまうんです。

どの選択肢(考え)を選ぶのも自由ですが、お仕事も人間関係も良好に進めるには、1秒でも長く心がごきげんであることが大事だと思っています。

 

思いきってやすむ!

色々工夫しても回復しない時は、思いきって休みましょう!

好きなことをしていても、楽しいと感じなくなったらそれは休むサインだと思います。休んでも大丈夫!なんとかなります。

無理をして、取り返しのつかないことになる前に。

心に余裕があれば、きっとごきげんな時間も増える。読んでいただいた方に、そんな時間が一秒でも増えますように。

写真:本人提供

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