アクティブレストで疲労回復を早める方法。週3日以上運動する人は必見
ストイックなスポーツ女子の中には、「毎日ジムに通いたい!」「トレーニングを休むと筋肉が落ちてしまう!」と考えている方もいるのではないでしょうか。一方でトレーナーからは「筋トレは週に2~3日やれば十分!」「休むこともトレーニングだ!」なんて言われたことはありませんか?
たしかに休息はからだの疲労回復につながるため、何も運動をしない完全休養も大切です。しかし、チームのトレーニングが毎日ある方や、2日以上運動の間隔をあけたくない方におすすめの「アクティブレスト」という考え方を知っておくと、スポーツライフをより快適に送れるはず。
アクティブレストの考え方
アクティブレストは、日本語で「積極的休養」を意味する、プロアスリートも取り入れている休息方法。「動く」ことでからだの回復を促していきます。例えば、1日しっかり筋トレをした翌日には筋肉痛や、筋肉疲労からからだのダルさを感じる方も多いかと思います。実はそんな時、あえてトレーニングをすることがからだの回復を早めてくれるのです。
からだを回復させるためには血行を促進させることが重要です。からだを回復させ、より良い状態をつくるのは栄養ですが、その栄養は血流にのり、からだの隅々に行き渡ります。
筋トレの翌日はからだが回復のために栄養を欲している状態です。そこで軽い運動によって血行を促進させることで、完全に休養するよりもからだの早い回復を促してくれるのです。
実際の方法
軽めの有酸素運動がアクティブレストの方法です。ジムであれば、トレッドミルでの軽いウォーキングや、バイクを軽い負荷でゆっくり漕ぐといったくらいの軽い運動。プールで泳ぐのも、水圧が血行を促進させる効果が伴います。
ジムに行けない日であったとしても、外でのウォーキングや、家の中でストレッチなど、からだを軽く動かすという方法が取れます。血行を促進させるという点では、ゆっくりお風呂に浸かるという方法もありますね。
完全休養日の前に、軽めのトレーニングで回復を促すアクティブレスト。方法は簡単ですので、次のトレーニングから取り入れてみてはいかがでしょうか?毎日ジムに通いながらも、実はからだの回復を促している、というレベルの高いトレーニーへとワンアップ!
プロフィール
椎名 優(しいな まさる)
パーソナルトレーナーとして、ダイエットに取り組む女性や競技力向上を狙うアスリートなど、幅広い層の運動指導に携わる。現在は、朝倉未来、海兄弟を始めとする格闘家や日本代表選手アスリートのトレーニング指導を行なっている。株式会社フィットリズム取締役。(株式会社フィットリズムの公式サイト)
<保有資格>
NESTA PFT / KINESIS GOLF ADVANCE TRAINER
Golf Conditioning Specialist / Tennis Conditioning Specialist
Fit Arc Certified Running Assessment Specialist Fitness Professional