眉ティント・リップティントは本当に落ちなかった!比較レビュー&おすすめ商品をご紹介

眉ティント・リップティントの今回レビューした商品の写真

どんなに可愛かろうが高かろうが、大抵のコスメは運動の汗やタオルの摩擦で落ちてしまいます。気が付いたら眉がなかった! リップが取れて顔が真っ白…なんて経験、誰しもあるのではないでしょうか。そんな悩みを解消してくれるのが「ティント」のコスメです。

ティントとは「染める」という意味で、ただ表面に乗るだけでなく、肌やくちびるの角質層を染めるために取れにくく、色持ちがいいのが特徴です。今回は実際にどのくらい便利で、どのくらい落ちないのか試し、なかでも優れたアイテムを紹介します。

眉ティント3つをレビュー

レビューした眉ティント3商品の写真左:フジコ「フジコ眉ティントSV」1280円、下:メイベリン ニューヨーク「アイブロウ ブロウインク ジェルティント 02 ミディアムブラウン」1200円、右:コジット「7days まゆジェルティント」1600円(全て税別、編集部調べ)

運動中でも眉毛だけはメイクしておきたい、という人も多いのでは? 私もその一人。眉尻が全くないのでコスメで補うしかありません。眉ティントであれば個人差はありますが、3~7日ほど色が持続し、汗などで落ちる心配もありません。今回は3種をピックアップしました。

「フジコ」の眉ティントは赤茶のモカブラウン、明るめのライトブラウン、今回選んだ落ち着いたカラーのショコラブラウンの全3色。「メイベリン ニューヨーク」の眉ティントは口コミサイトで1位にもなった人気アイテム。カラーは2色展開で、濃いめの色付き方。今回はミディアムブラウンをチョイス。「コジット」もナチュラルブラウンと今回選んだアッシュブラウンの2色展開。どちらも明るめの色味です。
 

塗りやすさの決め手は筆の形

レビューした眉ティント3商品のフタを開け、筆を比較した写真左からフジコ、コジット、メイベリン

3種ともジェル状の液体を眉に塗布し、時間が経ったらペリペリっと剥がすタイプ。染める時間の目安は20分以上ですが、長ければ長いほど色持ちがよくなるそう。フジコは5~10分で色づき始めますが、「寝る前に塗布して、朝剥がして」と推奨しているほど!

筆先は3種類とも形状が異なりました。コジットは先が細い一方、長めなので意外と扱いが難しく、メイベリンは短いけれど先が太め。フジコはバランスが取れており、ほどよいコシがあります。

筆先が細いと、細かい部分まで塗りやすいのですが、塗りながら筆がへたってしまうこともあり、塗る範囲が広がってしまったり、ティント液が地肌に密着しにくくなってしまいます。

眉ティントビギナーにとって、塗りやすさは重要ポイント。もちろん、もし失敗してしまっても、すぐに綿棒などで拭き取れば染まることはないのでご心配なく。

レビューした眉ティント3商品を腕を使って試し、色味・太さを比較した写真上から、コジット、メイベリン、フジコ

実際に腕で試してみました。塗布後2時間で剥がしたところ、色味・太さ共にそれぞれ違いが出ました。この後シャワーを浴びましたが、色は全く変わらず。となれば、どれを選択するかは好みで選ぶのが一番。

私は塗りやすく、色味が髪色に近かったフジコを使用しました。


 

塗りたての濃さにびっくりせずに2時間放置しましょう

眉ティントを塗ったばかりのビフォー写真

油分を取ってから塗布します。私は先にアウトラインを取り、中を埋めていきました。今回は2時間塗りっぱなしでしたが、5分ほどで固まるため、液だれなど一切なし。

眉ティントを剥がしたばかりのアフター写真

写真は剥がしたての状態。眉毛を染めていないので、地肌との色むらは気になりますが、少し離れた位置から引いて見ると違和感ゼロでした。オイルクレンジングをして翌日を迎えても変化はなし。「フジコ」は数日おきに染めるのを推奨しているので、消える前に塗りなおすとよさそうです。
 

今回レビューした眉ティントの一覧

リップティント4つをレビュー

レビューしたリップティント4商品の写真左から、ペリペラ「インク ベルベット」1200円、エチュードハウス「ディアダーリン ウォータージェルティント」500円、ケイト「カラーセンサーリップティントN」1100円、スガオ「ジュレ感シアーリップティント」1010円(全て税別、編集部調べ)

例えチークやアイシャドウが出来なくても、リップに色味があれば顔は華やかに見えるもの。しかし運動中は汗をかいたり、水を飲んだりとリップが取れやすい要素がいっぱいです。

そこで今回は、人気のリップティント4種を塗り、運動中に起こりそうな摩擦や水分を与えてどのくらい色を保てるか挑戦してみました
(眉と異なり、リップティントはクレンジングで落ちるものを使用しています)
 

ETUDE HOUSE(エチュードハウス) ディアダーリン ウォータージェルティントのレビュー

ETUDE HOUSE(エチュードハウス) ディアダーリン ウォータージェルティントを塗ったアフター写真

ティントは韓国発祥と言われています。韓国ブランドの中でもエチュードハウスのこちらは、指原莉乃さんがSNSで「飲んでも食べても落ちない」と紹介して日本でも爆売れ! 今回は1本でも使いやすいオレンジのOR201(キンカン)を選択。全14色、しかも1本500円(税別)という選択肢の広さ・コスパの良さです。

ETUDE HOUSE(エチュードハウス) ディアダーリン ウォータージェルティントを塗った後、ティッシュでこすったり、水を飲んだりして色落ちを確かめた写真ティッシュで擦った後(左)とペットボトルで水を飲んだ後

元々薄めの色づきだった上、私が渾身の力で擦ったためティッシュの摩擦でかなり色落ちしました。それでもきちんと染まっていたので色味が残っています。さらにペットボトルで水を飲んだくらいではビクともせず。4種の中で一番クレンジングでオフしにくかったので、染める力はかなりのもの。気になる人はティント専用クレンジングで落としてください。


 

KATE(ケイト) カラーセンサーリップティントNのレビュー

KATE(ケイト) カラーセンサーリップティントNを塗ったアフター写真

オイル感が強く、ビニールのような光沢感が出るティントリップです。なぜカラーセンサーという名前なのかというと、塗布後に水分に反応して自分だけの色味に変化するという変わり種だから。ちなみに私はあまり変化を感じず…カラーは全7色、今回はRD-2を選択しました。

KATE(ケイト) カラーセンサーリップティントNを塗った後、ティッシュでこすったり、水を飲んだりして色落ちを確かめた写真ティッシュで擦った後(左)とペットボトルで水を飲んだ後

塗りたてはとてもきれいでしたが、ティッシュの摩擦にはとても弱い様子。色味はほぼ残りませんでした。ペットボトルで水を飲むと質感はなくなり、色味だけが残留。染める力は弱いですが、塗りたてのぽってり感はたまりません。


 

SUGAO(スガオ) ジュレ感シアーリップティントのレビュー

SUGAO(スガオ) ジュレ感シアーリップティントを塗ったアフター写真

カラーは全4色。今回使ったのは「ベリーピンク」です。スガオは橋本環奈さんがイメージキャラクターになっていて、まさに彼女のように自然体で可愛くなれるアイテムが揃っています。このカラーも美少女感の溢れるシアーな色づき! ジュレというよりはさらっとした液体で、べたつきもありません。

SUGAO(スガオ) ジュレ感シアーリップティントを塗った後、ティッシュでこすったり、水を飲んだりして色落ちを確かめた写真ティッシュで擦った後(左)とペットボトルで水を飲んだ後

しかしシアーなだけあり、ティッシュで擦るとかなり色が落ちました。とはいえ血色感は残っています。水を飲んだ後は色味は残ったもの、ツヤ感が少し落ち着きました。ナチュラルな仕上がりを求める方にはこのリップがおすすめです。


 

PERIPERA(ペリペラ) INK VELVETのレビュー

PERIPERA(ペリペラ) INK VELVETを塗ったアフター写真

韓国ブランドの「ペリペラ」は日本のドラッグストアや日本向け公式ECサイトで購入できます。ビューティエディターの友人が繰り返し「ペリペラは落ちない」と力説していたので期待大。ツヤ感のあるタイプもありますが、今回はマットリップをチョイス。カラーは5番のコーラルフィシャル、全10色です。インクボトルのようなパッケージも可愛い!

ETUDE HOUSE(エチュードハウス) ディアダーリン ウォータージェルティントを塗った後、ティッシュでこすったり、水を飲んだりして色落ちを確かめた写真ティッシュで擦った後(左)とペットボトルで水を飲んだ後

この画像を見て混乱した人もいるのでは? 拭き取ったティッシュや口をつけたペットボトルには極わずかに色移りがありましたが、くちびるはほとんど変化なし! 4種の中で最も色持ちがよかったです。この後調子に乗ってパスタを食べ、水を飲み、昼寝までしてみたのですが、少し色がピンクに転んだものの完全に落ちることはありませんでした。さすがティント発祥の国、恐るべし。

PERIPERA(ペリペラ) INK VELVETの#05 Coralficialの写真

長持ちという点では「ペリペラ」の圧勝でした。しかし、どのリップにも長短があるので、好みや場面に合わせて選ぶのがおすすめ。落ちないティントで心置きなく運動もメイクも楽んでみてください!
 

今回レビューしたリップティントの一覧

■ライタープロフィール
臼井 杏奈(うすい あんな)
美容とビジネス系のライター兼編集者です。中国、韓国のトレンドや美容、テック関連について書きます。

RELATED

PICK UP

NEW