世界三連覇チャンピオンのポジティブパワーを朝から感じる!NEXT BEAT BY YUI

「NEXT BEAT BY YUI」参加者の集合写真

ダブルダッチの世界大会「DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD」で前人未到の三連覇を達成した、プロダブルダッチプレイヤーのYUI【REGSTYLE】さん(以下、YUIさん)。プロダブルダッチチームREGSTYLEに所属しながら、より多くの人に“挑戦することの楽しさ”を伝えたいと、マルチな活動を続けています。

そんなYUIさんが開いているフィットネスプログラム「NEXT BEAT BY YUI」が、参加するだけでポジティブパワーをもらえると大人気!土曜の朝から汗を流してきました。
(取材:サーカー壽梨)

「NEXT BEAT BY YUI」はどのようなプログラム?

今回の「NEXT BEAT BY YUI」は、スポル品川大井町という複合スポーツエンターテインメント施設のスポーツスタジオにて開催されました。スポル品川大井町にはサーフィンやボルダリング、バーベキューを行える場所までありました。スポーツスタジオは室内で、1面フルで鏡があり、ダンスやダブルダッチ、体操の練習などに使うのにもとても便利な場所です。更衣室はスタジオ内にあり、お手洗いも自動販売機もスタジオのすぐ外にあるのでとても使いやすいです。

プログラムは10:30から12:00までの1時間半。参加者は約20名ほどで、大学生から30代まで幅広い年齢層の方が参加しています。アイスブレイクから始まり、最初の1時間でストレッチや筋トレ、サーキットトレーニングで身体を温めたあと、最後の30分間でダブルダッチ体験をする、無酸素から有酸素まで全てを網羅する構成です。

筋トレは普段YUIさんが取り組んでいるメニューとのこと。結構ハードだと最初に聞いたので、始まる前に私は結構身構えてしまいました(笑)。
YUIさんは普段の筋トレや基礎部分のトレーニングは一人で行うことが多く、チームではダブルダッチの新しいトリックを生み出したり、freestyleで跳んだりするそうです。

プログラム開始!

基本のストレッチから

まずはしっかりとストレッチから!股関節を伸ばしたり、手首足首を伸ばしたり。怪我をしないように体の隅々までしっかりと伸ばしていきました。YUIさん含め、セッションに参加していたダブルダッチ経験者の方々からだの柔らかさに驚き!
 

筋トレタイム

からだが十分に伸びたところで筋トレ開始!まずは女子が気になる腹筋から。回数はなんと200回!でも、合計6種目の腹筋トレーニングを、休憩をはさみながら組み合わせるため、思ったよりもあっという間にクリア。周りの皆さんも「つらい」「きつい」と言いながらも生き生きとした表情でメニューをこなしていました。

YUIさんは、トレーニング中マイクで「頑張って」や「あと少し」、「もう半分!」などと皆さんに声をかけて盛り上げてくれたり、スタジオを回りながら一人一人にコメントをしたり正しい姿勢でできているかをチェックしてくれていました。YUIさんに声をかけてもらえると、みんなテンションがアップ!

「NEXT BEAT BY YUI」参加者が筋トレをしている様子の写真

腹筋を200回やったあとは、水着の似合う体型を目指してヒップトレーニング!3種目をそれぞれ20回ずつ2セット。普段、ヒップトレーニングはほとんどしたことがなかったのですが、どれも家でマネできそうなメニューで勉強になりました!もちろん次の日には筋肉痛にも(笑)

「NEXT BEAT BY YUI」参加者が筋トレをしている様子の写真
 

サーキットで有酸素運動!

4グループに分かれて腕立て伏せ、ジャンプ、バイシクル腹筋、ランジをそれぞれ30秒ずつ休みなしで合計2分!これを2セット行いました。途中で入ってくるジャンプが一番きつかったですね…身体中が鍛えられている感じがはんぱない!

「NEXT BEAT BY YUI」参加者が有酸素運動をしている様子の写真
 

ダブルダッチにも初挑戦

しっかりと筋トレや有酸素運動をして体を温めた後は待ちに待ったダブルダッチ!今回はダブルダッチの基礎である3抜けを体験

1、2、3のカウントで、手前のロープが上に上がった瞬間に中央まで走り、走ったらテンポよく跳ぶ。そして3回目のジャンプでターナーと呼ばれる回し手の横に抜ける。

2チームに分かれて、それぞれダブルダッチ経験者に、まずはお手本を見せていただきます。初めはロープに入っていくことに、難しさを感じたのですが、ダブルダッチャーの皆さんの優しい説明やお手本、タイミングの取り方や背中を押してもらった(物理的な背中の押し笑)おかげで徐々にコツを掴んでいきました。

最後には2チームで3抜けを1分間行い、何人抜けられるかを競争!一度も引っかかることなく終えられた私のチームはなんと54回も。終わったら全員でハイタッチで喜びました!これほど短い時間でダブルダッチをこんなに楽しくできるようになることにびっくり!楽しかった〜。

サーカー壽梨がダブルダッチに挑戦している様子の写真

サーカー壽梨がダブルダッチに挑戦している様子の写真

サーカー壽梨がダブルダッチに挑戦している様子の写真
 

セッション後にはコールドプレスジュースのご褒美が

セッション後にはコールドプレスジュースが2種類(甘いスムージーと苦めのジュース)用意されました!私は甘めのスムージーをとてもおいしくいただきました。運動あとは野菜の栄養がどんどん吸収されていく感じがしますね。何より、一緒に汗をかいた仲間と楽しくスムージーを飲みながら話す時間に充実感がいっぱい!

コールドプレスジュースの写真

「NEXT BEAT BY YUI」を始めた想い、そしてYUIさんの感じる意義とは?!

サーカー壽梨
NEXT BEAT BY YUIはいつから始めたんですか?
YUIさん
昨年の年末に一発目をやったんですけど、本格的には今年からはじめました。月に多い時には2、3回。少なくとも月1では開催しています。
サーカー壽梨
なぜこのプログラムを始めようと思ったんですか?

YUIさんとサーカー壽梨のインタビュー中の写真

YUIさん
一緒に運動するコミュニティって大人になるにつれて減ってしまうんですよね。大学の部活の時はチームや、サークルがあり、仲間がいたりするんですが、そこから一歩外に出た時に気軽に身体を動かせるようなコミュ二ティや仲間がいないことが現状です。たまに一緒にトレーニングをしたり、走ったりといったことはあるかもしれないのですが、定期的に集まるのは大変ですよね。

NEXT BEAT BY YUIのようなコミュニティがあることで、1回行けなかったとしても次はいける、思い立った時に参加できて運動できるような場所があったら良いなと思って始めました

サーカー壽梨
始めるにあたっての不安はありましたか?例えば上手くいかなかったらどうしようなど・・・。
YUIさん
不安はあまりなかったですね。何かあったら一緒になって盛り上げてくれる仲間が周りにいて。それはダブルダッチのメンバーであったり、昔から仲良くしている友達だったりと有り難い事にキャラの濃い目のコミュニティがあって(笑)

もし私一人だったら不安はあったかもしれないけど、仲間がいるという安心感はありました。1人で黙々とやるのもいいけど、みんなで頑張った方が達成感も共有できて楽しいですよね!

サーカー壽梨
NEXT BEAT BY YUIをどんな場所にしていきたいですか?
YUIさん
私の名前がついてはいますが、実はリーダータイプではないので・・・。
サーカー壽梨
そうなんですか?!(笑)
YUIさん
意外かもしれないのですが、できれば目立ちたくないタイプなので(笑)

NEXT BEAT BY YUIは自分が支えとなって、みんなが集まって、楽しく運動してくれるような場所にしたいです。あくまでも私はリーダーという名の一つの目印であって、自分がいなくてもみんなが自然と集まってくれるようなコミュニティにしたいです。

YUIさんとサーカー壽梨のインタビュー中の写真

どのスポーツにも共通して必要な「信頼」。実はとてもシンプルで、全て自分次第。

サーカー壽梨
何かの種目を盛り上げるにはどうしたらいいですか?私も「大学サッカーを盛り上げたい!プレーヤーの想いを知ってもらいたい!」という気持ちがあり、いろいろ模索しているのですが。

YUIさん
様々なことにも共通すると思うのですが、「この人どんな想いでやっているのだろう?」と背景を考えるのは面白いし好きですね。

なぜその人がそのスポーツをやっているかをちゃんと理解してプレーを見ると、見え方が全然変わってくる。理由はなんでもいいんです。たとえば「本当に楽しくて、夢中になれる」や「優勝を両親に見せたいから」とか。想いが伝わるといいですよね。

サーカー壽梨
はい、プレーヤーの想いはプレーに現れると思っていて、それを観客には知って、見てもらえたらより感動が伝わると思っています。
YUIさん
私のチームのREGSTYLEは“regale”からきていて、「楽しませる、おもてなしをする」という意味なんです。私たちは自分達のエゴでパフォーマンスをやるのではなく、ダブルダッチを通しておもてなしをしたいという気持ちでやっていて、それは一貫していると思います。ただチームとしての方向性はよく話すけど、メンバーそれぞれの想いはあまり聞いたことがないかもな・・・(笑)

インタビュー中のYUIさんの写真

サーカー壽梨
長く一緒にいるとそうですよね。私もチームの個々の想いはブログや記事を読んで初めて「こんなこと考えてるんだ」と感動することがあります(笑)

インタビュー中のサーカー壽梨の写真

サーカー壽梨
ダブルダッチって怪我をしたり、命に関わる怖い技などもたくさんやると思うのですが、怖いと思ったことはありますか?
YUIさん
そうですね。怪我はどのスポーツにもつきものなので。
もちろん身体は資本ですので、自分の体調管理は大切ですし、無理は禁物です。後はチームメイトを信頼しているので。チームスポーツに信頼は欠かせません。もちろん個人競技でもコーチとの関係など、同じことが言えると思います。

信頼することもされることも日々の積み重ね。恋愛みたいなものですからね。浮気したら何十年積み重ねてきたものでも一瞬で崩れ落ちますよね。なので日々のコミュニケーションはとても大切にしていますし、ダブルダッチって不安が一ミリでもあるとパフォーマンスに表れてしまうんです。ですからステージに立つ前に必ず解決して、自分を信頼できる状態に整えます。

信じるって難しいけど実はすごくシンプルで、自分次第なんですよね。
まず一番大事なのは自分を信じること。チームメイトを信じている自分を信じることだと思っています

世界3連覇チャンピオンのYUIさんからプログラムについてやチームの想いに関する裏話を聞き、朝から汗を流し、私はパワーメーターを満タンにチャージすることができました!からだを動かしたい、同じ趣味をもった仲間がいるコミュニティに入りたい、みんなと笑顔になりたい、かっこいい女性に刺激をもらいたい。理由はなんでも。「NEXT BEAT BY YUI」に参加することで刺激のある充実した日々を送れること間違いなしです!

走っているYUIさんの写真

(撮影:Anne Yano)

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