注文はスクワットで!ドイツ流プロテイン&エナジーカフェ「Fitness in Life the KIOSK」
駒場東大前駅の「Fitness in Life the KIOSK」は自然由来の原料にこだわったプロテインシェイクやヘルシースイーツの売店です。注文はスクワットの姿勢で行う(!)などめずらしい仕掛けも。
ドイツ発の老舗自然食品ブランド「ザイテンバッハ」やエナジーバー「エナジーオーツスナック」などを取り扱っており、スポーツ大国ドイツの味と文化を知ることができます。
プロテイン、トレーニングを日常生活に織り込んで
「Fitness in Life the KIOSK」は駒場東大前駅のほど近くに今年5月にオープン。ホエイ、ヴィーガンプロテインを使用したシェイクなどを楽しめます。来店客は男女半々で、トレーニーだけでなく近所の学生からおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い人に親しまれているそう。
「Fitness in Life the KIOSK」と店主の佐藤マリナさん
そんなお店は半地下にあるのですが、外からも注文が可能。しかし、窓がかなり低く、よく見ると「スクワットをして」との表示が…。
ボディービルダー目指してトレーニング中のいつきさんが体験!正しい姿勢でスクワットをしないといけない絶妙な高さ
さらにエスプレッソは国内ではめずらしいマシンで提供されます。ハンドルを握ることでエスプレッソが出てくる、イタリア発の手動エスプレッソ抽出マシンなんです。これがまた腕や握力のトレーニングに。しかし、なぜこんなユニークなお店にしたのでしょうか?
マシンからは少しずつ抽出されるため、けっこう力が必要そう。クレマの立った本格的なエスプレッソです
店主の佐藤マリナさんは「プロテインというと“マッチョ”向けなイメージがついていますが、実際は免疫機能を司るなど、どんな人にとっても大切な栄養素。そして、健康を語る上で、栄養補給・運動・休息はセットなのでこういったお店になりました」と説明します。
お店は弟の中村マリオさんと共に経営しており、おふたりのお母さんはドイツ出身。その影響でドイツのトレーニング文化や食文化に触れてきました。特に弟のマリオさんはボディビルダーとしてドイツの大会にも出場していたんだとか。
佐藤マリナさん(左)と中村マリオさん(右)
トレーニーの選択肢を広げてくれる、穀物大国ドイツのスポーツフード
「ドイツはジムに行くだけでなく、生活圏には山や公園があって運動が盛んです。またサステイナブルなどの環境への考慮などから、人口の10%ほどがヴィーガンまたはベジタリアンといわれていて、プロテインなども選択肢があります」とマリナさん。
日本でヴィーガンプロテインといえば大豆が主流。しかし、大豆がアレルゲンとなる人もおり、もっと選択肢があってもいいはずだ、という思いからエンドウ豆を原産とするピープロテインなどを扱う「ザイテンバッハ」や、高機能食材であるオーツをメインとしたエナジーバー「エナジーオーツスナック」などを輸入することになったといいます。
とても無添加・砂糖不使用とは思えないラインアップ!
日頃トレーニングにいそしむマリオさんも「タンパク質も一種類でなく、いくつもの食材から取ることが大事。その点でピープロテインやプロテインバーがあるのはすごく助かります」とメリットを話します。しかも、味も本格派。エナジーバーは焼いて食べてもおいしく、スイーツとしか思えないレベルの高さ!
アップルシナモン味のエナジーバーはまるでアップルパイ!カリカリの表面ととろける食感がたまらない。いつきさんも「トレーニング中にこれが食べれるなんてご褒美すぎる」と幸せそうな表情に
「オーツは低GI食品ですが、高GIのフルーツやチョコなどとかけ合わせることで腹持ちよく、持久力が期待できます。試合の途中でもパワー不足になることがなくて安心なんです」とマリオさん。トレーニングや試合前、また朝ごはん替わりなどにもぴったりだとか。
同じくオーツがメインのミューズリーの他、ライ麦パンとヴィーガンミートのサンドイッチまでメニューは幅広く、食事からカフェ利用まで楽しめます。夏はプロテインアイスバーまで!
アイスバーは2フレーバー。いちごとバナナはさっぱり味!抹茶のようなピープロテインアイスはお年寄りにも人気だとか
また、実は荷物の保管もできるようになっており、ランステーションとしての利用も可能。トレーニング中の方から罪悪感なく楽しい食事がしたい人まで、誰にでも楽しめるお店です。
荷物保管もOK!近くの公園で走って、帰りにプロテインシェイク…なんてこともできちゃいます
【食べたところ】
Fitness in Life the KIOSK
東京都目黒区駒場3-11-10
[火~金]
08:00〜17:00 LO17:00
[土]
11:00〜17:00 LO17:00
日・月曜休業
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